IMPリーグ戦オープン6テーブルを例に説明します。
0.前提条件
JTOSとブリッジメイトを使用します。A、B、Cの3セクションで運営します。
AセクションとCセクションは同一ボードセットを使用します。
Bセクションは、単独ボードセットを使用します。計2ボードセットが必要です。2ボードセットの内容は同一です。
1.事前作業
基本的には、事前作業は必要ありません。
2.競技会開始作業
0)ブリッジメイトが表示するテーブル名 A1、A2、B1、B2、C1、C2を確認します。違っていれば、3.3)の資料の付録を参照してSETUPメニューを使って修正します。
1)Bm Agentの起動からはじめます。
2)テンプレートから、オープンのAセクション、Bセクション、Cセクションを作成します。
競技会内容を設定します。特に朝/昼の区別、VP20.00の選択、チーム数は要注意です。
3)各セクションごとにBMを起動します。
BM上で通信開始をクリックすると、BCS上でそれぞれのセクションのブリッジメイトが登録される事を確認して下さい。
さらに、BM上で「通信中」になる事を確認して下さい。
「通信中」にならない場合は、「E完」状態か確認して下さい。「E完」がクリックできるなら「エントリー完」状態では無いので、「E完」をクリックします。
4)ここでブリッジメイト上の開始B#を設定します。
A1:B#1
A2:B#7
B1:B#1
B2:B#7
C1:B#13
C2:B#19
C1、C2がの設定が出来るかが、鍵です。
ここまで、処理できれば問題なくスタート出来ます。ボードとブリッジメイトを各テーブルに配置します。この時、テーブル番号と、ブリッジメイト番号を確認して配布して下さい。
3.競技会中作業
競技会が順調にスタートすれば、以下の作業を行います。
1)参加メンバーの登録
各セクション、チーム毎に参加メンバー記入します。N、Sそして裏テーブルのE、Wの順に記入します。
「エントリー戻す」をクリックしておいてから、「Ent」をクリックです。
四人の入力を完了したら、登録をクリックです。
相手チームに対しても同様に登録、そして完了です。完了をクリックすれば、自動的に「エントリー完」の状態になります。
これを、三つのセクションで行います。
2)ハンドレコードの登録
各セクションで
競技会データ➡セクション➡ハンドエディット
で、ハンドエディットを起動します。
新規にファイルを作るに「はい」と答えて、表示されるハンドエディットの画面で
ツール➡マージ
PC内の ドキュメント➡ハンドグループ2023 の中のTDBCxxを選択します。
xxは、組み込んだボードの通番です。ハンドレコードのタイトルに0xxと記載されています
こちらを参照すれば、ボードセット一覧もから判ります。そして
ファイル➡上書き保存
で、JTOSの当該トーナメントフォルダーに登録できます。X印をクリックして終了です。
これを、A、B、Cの各セクションで行います。
3)ブリッジメイトの入力間違いへの対処
プレイヤーからブリッジメイトの入力間違いの報告があれば、以下の資料に従って対処します。
4)TDコールによる反則行為、違反行為への対処
ルールブックに従って対処します。
5)途中計算
前半戦の終了した組み合わせのセクションについては、
計算➡途中計算➡ランキング で、各チームのIMPをチェックして、ホワイトボードに記載します。計算が合わないようなら、途中までのプライベートスコアを印刷してチェックしてもらいます。
4.競技会終了後作業
1)対戦成績表とプライベートスコアの印刷
通信停止⇒BMの終了⇒計算と出力➡成績計算 で成績を計算し、対戦成績表とプライベートスコアを印刷して、対戦成績表は掲示、プライベートスコアは配布します。その際「スコアを確認して、修正があれば申し出て下さい。」と案内するのが重要です。
2)スコアの修正
スコア修正があれば、JTOSのスコア表示、ボード#の右ダブルクリックで「入力」を選べば、スコア表示がでますので、修正して、成績計算からやり直しです。
3)JCBLへの報告
リーブ戦終了後、戦績表で報告しますので、競技会毎のJCBL報告はありません。
4)結果表示システムへのアップロード
tTounamentWEBアプリを起動して、登録する競技会を選択してアップロードです。
アップロード内容を確認します。各競技会でハンドが表示される事も確認します。
エントリー完になって、成績計算を完了していないとアップロードされません。
4)会場を閉めてからのスコア修正要求
翌日12時までは修正可能とします。
そのために、TDは、該当tnmフォルダーを個人のUSBメモリーにコピーして持ち帰る必要があります。
さらに個人のPCにJTOSでけでは無く、tTounamentWEBアプリをインストールしておく必要があります。
tTounamentWEBアプリのインストールはこちら(未)を参照して下さい。
5.急ぎの手順
朝の部のスコア訂正などで、昼の部の準備が遅れた時の対処方法です
必要最小限の設定で、3セクションのBMの起動、初期化、通信開始まで5分弱です。
3回やり直しても20分は、掛からないでしょう。
最小限の設定とは、BMAgentの起動後、各セクションでは
・朝昼の区別
・チーム数 2の設定
だけの設定をします。(デフォルトでVP20.00、チームメンバー数は4になっています)
これだけでエントリー完にして
AセクションのBM起動、初期化、通信開始
同様にBセクション、Cセクションの通信開始を行います。
これでBCS画面で7つの赤丸が出ていなければ、ブリッジメイトの設定を確認します。
ブリッジメイトの設定がおかしければ、訂正して、全て終了して最初のBMAgentの起動からです。
ブリッジメイトの設定が合っていても「Not Activate」なら最初からです。
ブリッジメイトで正しく開始ボード番号が設定出来れば、BCS画面の再確認です。6つの緑丸が出ていればOKです。出ていなければ最初からです。
うまく、設定出来きれば、ブリッジメイトを配布してから、以下の処理をします。
さて、競技会がスタートしたところで、入力を飛ばしたデータを入れます。
各セクション毎に、エントリー戻す をクリックして
競技会データ➡競技会基本➡基本設定ウィザード
・競技会名の設定 A/B/Cセクションの後ろに「IMPオープン」あるいは「IMPメジャーI」 を入力します。さらに
主催者設定などをクリックして
・会場
・ディレクター
・作成者
を設定します。そして終了です。
あとは参加者のエントリーとハンドレコードの登録は、通常手順と同じです。
Aセクションであれば、A1チームが、チーム番号1です。
A1テーブルのN、S。A2テーブルのE、Wの順でJCBL番号を入れていきます。
戦績表に情報はあります。(泉對さん、戦績表はプリントして持参して掲示するようにして下さい)
チーム番号2はA2チームです。A2テーブルのN、S、そしてA1テーブルのE、Wを入力します。
完了をクリックすると、自動的にエントリー完状態になっています。
対応BMが受信中であることを確認します。
これをBセクション、Cセクションについても行います。
次は、ハンドレコードの登録です。
ハンドレコードにTDBC通番が記載されていますから、それを基に、PCの
ドキュメント➡ハンドグループ2023 のフォルダーの中から当該ハンドを見つける事が出来ます。
IMPリーグ戦は、全て同一ハンドですから、各セクションで
これを各セクションで行います。(注意:ホーム画面のHandEditアプリからの起動はしません。必ず動作中のセクションからハンドエディットを起動します)
また、ハンド組み込み時のDealer4のEvent Nameには
2023-06-17 AM IMP-Open Nagamine White&Green 025
などと、TDBCハンドレコード通番を含めた、全情報を記載してするようにして下さい。
これで午前中の後始末に時間が掛かっても、なんとか2〜3ボード目までに、ブリッジメイトが配布出来るか、今日はブリッジメイトなしで行くか判断できると思います。